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岡崎医療刑務所の実態と看護師の仕事内容
岡崎医療刑務所は、全国に4か所ある医療刑務所の1つで、愛知県岡崎市にあります。
医師や看護師が常勤してます。
医療刑務所は、一般の刑務所とは違って
身体や精神に何らかの疾病や障害がある受刑者を収容し、
治療することを目的としています。
この岡崎医療刑務所は、分類級で言えば「M級」、精神に障害のある受刑者(うつ病や統合失調症など)
を収容する施設です。
重度の薬物依存症・アルコール依存症の受刑者も含まれます。
岡崎医療刑務所は
明治14年に愛知県監獄岡崎支所として設置されて以来、
「名古屋刑務所岡崎刑務支所」「岡崎少年刑務所」「名古屋刑務所岡崎拘置支所」と名称を変えながら、
収容対象も一般の受刑者から年少者など幾度かの変更がありました。
昭和29年に知的障害を有する受刑者の収容施設として指定され、
昭和46年本所に昇格、名称も「岡崎医療刑務所」となりました。
現在は120名ほどの受刑者が収容されています。
通常の刑務所と大きく異なる点は
岡崎医療刑務所においては治療が生活の主体となることです。
生産作業と言われる製品の生産はありません。
もちろん、刑務作業は課されてはいますが、医療効果を目的とした単純な軽作業がほとんどです。
また、自営作業(刑務所内の炊事・選択など)は必ずすることになっています。
岡崎医療刑務所の所長は医師が務めています。
治療の内容は、本格的な手術をはじめ、投薬、音楽・作業などの各種療法、リハビリテーションなど、
受刑者の障害・症状に応じて様々です。
岡崎医療刑務所では、精神科医が定期的・臨時に面談を行う精神療法も行われています。
また、治療対象である受刑者に対する配慮も要求されます。
精神障害というデリケートな問題を抱えていたり、
事件によるトラウマに悩まされている受刑者も少なくありませんので、慎重さと丁寧さが必要です。
岡崎医療刑務所における看護師の業務内容は
一般の看護師と同様に(当直勤務もあります)、こうした医師の治療のサポートを
することや医師の指示のもとに処置・投薬を行うことなどです。
最も異なる点は、コミュニケーションに制限があること。
受刑者と言えど、患者に変わりはないのですが、
看護師からの会話や声かけは一切禁止、必ず刑務官が立ち会うという特殊な環境なので
看護師も精神的な緊張を強いられます。
患者とのコミュニケーションを大切にしたい看護師などには厳しいかもしれません。
勤務する医師や看護師も、やはり相応のキャリアを積んだ人材がほとんどです。
身分も国家公務員となります。
看護師の求人がほとんど見られないのも、定員が少ないということもありますが、
こうした事情もあるのでしょう。