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岡崎医療刑務所 看護師の仕事内容について
刑事ドラマにも刑務所がよく出てきますが、
刑務所というのはご存じの通り、法律に違反した犯罪者が裁判によって有罪となり、
実刑判決（懲役刑や禁固刑など）を下されたことによって収容される施設のことです。
実は、刑務所の中に「医療刑務所」というものが全国に4カ所
（八王子医療刑務所・岡崎医療刑務所・大阪医療刑務所・北九州医療刑務所）あります。
医療刑務所とはその名のごとく、
精神または身体に何らかの疾病や障害がある受刑者を収容し
治療することを目的とした刑務所のことです。
治療を目的とすることから、
医療刑務所には内科や外科、精神科、泌尿器科、眼科などの様々な診療科が備わっています。
特に、八王子市と堺市にある医療刑務所は
「総合病院」としても認められており、それぞれが医療センターとしての役割も担っています。
岡崎医療刑務所の所長は医師がなってて
勤務している医師や看護師は他の医療機関で経験を積んだ後に就職してくる人がほとんど。
身分は国家公務員になります。
岡崎医療刑務所では
原則として精神または身体に疾病・障害がある受刑者を収容しますが、
重度の薬物依存症・アルコール依存症の患者も含まれます。
通常の刑務所では
受刑者に生産作業（製品を作る）と自営作業（洗濯・炊事など）を行わせていますが、
岡崎医療刑務所では生産作業は行わず、自営作業だけを行います。
自営作業の内容は通常の刑務所と同様になっており、平日は毎日8時間の刑務作業を課されています。
ただ岡崎医療刑務所における生活は治療を主体としたものになります。
岡崎医療刑務所における治療の内容は本格的な手術から、
投薬治療、心理療法、音楽療法、作業療法、リハビリテーションなど、
受刑者の障害の度合いや症状に即して様々な治療が行われています。
なお、岡崎医療刑務所には障害を持った受刑者が収容されているため、
受刑者に接する刑務官も通常の刑務所とは違って、
受刑者に対する配慮も多くされています。
特に精神を病んでいる受刑者や事件によってトラウマを
持っている受刑者などは自殺の危険性もあるので、
受刑者とのコミュニケーションに関しては、慎重かつ丁寧に行われています。