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岡崎医療刑務所の歴史
岡崎医療刑務所は、明治14年、
愛知県岡崎市厚生に愛知県監獄岡崎支所という呼称で設置された
全国4箇所の医療刑務所の一つです。
当初は一般の刑務所として稼動していましたが、
戦災や呼称の変更などを経て、
昭和29年、知的障害を持つ受刑者の収容施設に指定され、
昭和37年に現在の位置である岡崎市上地へ移転し
名古屋刑務所岡崎医療刑務支所と改称しました。
その後更に、再犯防止などの効果向上のため
受刑者を区別する基準である「収容分類級」の内、
「M(精神障害者)」または「A(犯罪傾向の進んでいない者(初犯者))」に
属する受刑者を収容する施設に指定されました。
そして昭和46年、収容施設から本所に昇格し、
岡崎医療刑務所という現在の呼称となり、現在に至ります。
岡崎医療刑務所は同時に医療法上の病院に当たるという側面を持ち、
主に精神障害者を収容する医療施設として、
医療効果を目的とした単純工程の軽作業を中心に行っています。
その内、窯業は土と触れ合う事で
精神的な安定を得られる効果を見込んで実施しています。
この他、一般の刑務所と同様に
刑務作業として上記窯業を含む1日8時間の自営、農業、職業訓練などを行う傍ら
精神療法、薬物療法、生活療法、生活指導、レクリエーション療法、作業療法に加え、
国語・算数などの教科指導や文化活動などの余暇活動といった、
受刑者のケアを充実させています。
更に岡崎医療刑務所では出所時の保護と治療に
社会福祉士を配置しており、社会復帰への手助けをしてます。
また昨今、全国的に刑務所は定員オーバーで過密状態が続くなか
岡崎医療刑務所は収容定員269人に対して定員割れしていることが多く、
過密な空間による受刑者のストレスは少ないと予想されています。
但し、近年、精神疾患のある受刑者数は増加傾向にあり、
彼らは、長期受刑のうえ満期出所の人が多いため、
定員割れが続くと断定はできない状況になってきてます。
施設内での出来ごとですが、
2011年12月、受刑者に暴行したとして
岡崎医療刑務所、医療部保健課の男性法務事務官(当時61)が辞職した事件や
2012年12月、岡崎医療刑務所の40代の受刑者が同室の受刑者をポットで殴り
傷害容疑で書類送検した事件などがニュースになっている以外、
目立った事件などもなく、またインターネットで検索しても
岡崎医療刑務所に関する情報はあまり出てきません。
これはやはり、定員割れや当刑務所の方針、医療効果によるものと考えられます。