見つけるには専門の求人サイトでないと
見つからないケースがほとんどです。
このサイトでは、医療刑務所・刑務所の看護師求人を
調べる方法についても
詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
>>刑務所・医療刑務所の看護師求人はこちら
大阪医療刑務所の医療について
大阪医療刑務所は大阪府堺市にあって
専門的な医療措置を必要とする受刑者を収容する施設です。
目的は収容者の傷病の回復を中心としていますが、
病状が回復してくるとプラスチック製品の組立等簡易な作業をして、体力や傷病の回復に努めています。
こういった医療刑務所は全国で4か所しかなく、
大阪は西日本の医療刑務所として、中心的な役割を果たしています。
医療刑務所に収容される受刑者は、身体や精神に病気や障害がある人です。
うつ病、統合失調症などの精神的な病気、
がんや肺炎などの病気、骨折や指の切断などのけがなどの人は、原則として医療刑務所に収容されます。
医療刑務所での生活は
病気や障害の治療を主体としたものとなっています。
治療と言っても多岐にわたり、
手術などの本格的なものから、投薬治療、心理療法、リハビリテーションなど、受刑者の状態に合わせて様々な治療が行われています。
刑務官は医療刑務所に収容されている人は病気やけがなどの問題を抱えていますので、
基本的には優しく接してくれることが多いです。
一般的な刑務所では、刑務官は受刑者を厳しく管理しているイメージがありますが、
医療刑務所ではもう少し柔らかい対応が行われています。
一般的な刑務所では様々な工場があって
それぞれに振り分けられて仕事をしていますが、大阪医療刑務所では工場は一つしかありません。
プラスチック製品の簡単な組み立てを行っている工場なのですが
全ての人が作業にあたっているわけではありません。治療を優先として、回復してきた人が、この工場での作業にあたっています。
大阪医療刑務所は、表門、病棟と作業所という建物からできています。
ただ残念だなと思うのは、
収容定員は240人で、全国に4か所しかない医療刑務所の定員も多くないために
一般の刑務所に入っている受刑が病気になった時に、すぐに十分な治療を受けられるわけではないこと。。。。
大阪医療刑務所は昭和49年に収容が始まって
平成元年には集中治療室を設置して高度な医療に対応できるようになりました。
平成18年には増加する患者の収容人員を増やすために、西病棟を新設。
平成19年からは女性の患者も収容するようになって
今は男女両方とも収容されています。
これからも刑務所の状況に合わせて、変化をとげていくのが期待される大阪医療刑務所。
受刑者が病気などになった時に、医療を受けられるのは当たり前の権利ですし、
それを担う医療刑務所の役割に今後も期待が高まっていくと思います。